第三者検査機関としてのあり方

  1. 「品確法」等による守秘義務や贈収賄罰則規定等で、その中立・公正さを担保された、自立した専門の検査機関等が、冷静・客観的に専門検査技術者として建物の検査をする事が基本である。
  2. 検査結果については、データ分析・解析を行い、その成果として建物の安全性、健全性に有用な事項の周知・啓蒙・啓発活動する事も重要な業務である。
  3. 検査結果のデータをデータベース化し、トレーサビリティの一環として、守秘義務・個人情報保護等のコンプライアンスに立脚した保存システムを保有することも重要な業務である。
  4. 法に基づく中立・公正な評価機関(検査機関)は、制限業種(業務)としての不動産業・建設業・設計監理業等の兼業(兼務)をしないことが重要である。
  5. 検査は不動産業・建設業・設計監理業等制限業種の為の営業行為であってはならない。
  6. 依頼人(消費者・供給者等)の自己利益や感情的意見に左右されてはならない。
  7. 第三者検査機関であるということは、弁護士等と違い利益代弁者であってはならない。即ち、依頼人が誰であろうと、その検査内容・検査結果は同じでなければならない。
  8. 第三者検査機関は、中立・公正な立場において、不法・不正等の是正・発生防止に努めなければならない。
  9. 第三者検査機関は、基本的に一般消費者及び不動産業・建設業・設計監理業等への専門的支援組織であり、主体ではないことを認識する必要がある。
  10. 第三者検査機関は、その業務の浸透により、自らの存在が不要になる社会を目指すものであり、業務の拡大・発展を目指すものではない。

検査士としての心得

  1. 検査士であるまえに一社会人である。即ち、社会人としてのルール・マナーの遵守が前提である。
  2. 第三者検査機関の検査士として、中立公正に、冷静に客観的検査を実施しなければならない。
  3. 第三者の専門検査機関のプロの検査士として、広範な知識・技術・適確な判断力を有しなければならない。
  4. 検査に当たっては、推測・予見・偏見は排除しなければならない。
  5. 検査に当たっては、無味・無臭でなければならない。即ち、立ち合い人等第三者に不潔感・不快感を与えることなく、検査が適切に実施されていることを体現しなければならない。
  6. 検査士は広範な知識・技術・適確な判断力維持の為日々研鑽し、独善的になることなく、同僚検査士との意見交換に務め、他検査士の検査経験の疑似体験により、客観性を高めなければならない。
  7. 検査士は、自立・独立した第三者検査機関のプロとしての自覚と誇りを持ち、倫理に立脚するプロフェッションでなければならない。